公立学校教員 過去問
令和7年度(R8年度採用)
問16 (共通問題 問16)

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問題

公立学校教員試験 令和7年度(R8年度採用) 問16(共通問題 問16) (訂正依頼・報告はこちら)

「人権教育の指導方法等の在り方について[第三次とりまとめ]」(人権教育の指導方法等に関する調査研究会議 平成20年3月)に示された、「学校教育における人権教育の改善・充実の基本的考え方」に関する記述として適切なものは、次の選択肢のうちのどれか。
  • 人権教育及び人権啓発の推進に関する法律では、「人権教育とは、国民が、その発達段階に応じ、人権尊重の理念に対する理解を深め、これを体得することができるようにすること」と定義している。
  • 人権感覚とは、人権の価値やその重要性にかんがみ、人権が擁護され、実現されている状態を感知して、これを望ましいものと感じ、反対に、これが侵害されている状態を感知して、それを許せないとするような、価値志向的な感覚である。
  • 「人権教育を通じて育てたい資質・能力」の「知識的側面」は、人権に関する知的理解に深く関わるものであり、自由、責任、正義、個人の尊厳、権利、義務などの諸概念についての知識、人権の歴史や現状についての知識、国内法や国際法等々に関する知識、多様性に対する肯定的評価等が含まれる。
  • 「人権教育を通じて育てたい資質・能力」の「価値的・態度的側面」は、人権感覚に深く関わるものであり、人権教育が育成を目指す価値や態度には、人間の尊厳の尊重、自他の人権の尊重、責任感、正義や自由の実現のために活動しようとする意欲、偏見や差別を見きわめる技能が含まれる。
  • 「人権教育を通じて育てたい資質・能力」の「技能的側面」は、人権感覚に深く関わるものであり、人権教育が育成を目指す技能には、コミュニケーション技能、合理的・分析的に思考する技能、自他の人権を擁護し人権侵害を予防したり解決したりするために必要な実践的知識、相違を認めて受容できるための諸技能、協力的・建設的に問題解決に取り組む技能、責任を負う技能が含まれる。

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