公立学校教員 過去問
令和7年度(R8年度採用)
問20 (共通問題 問20)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

公立学校教員試験 令和7年度(R8年度採用) 問20(共通問題 問20) (訂正依頼・報告はこちら)

動機づけに関する記述として適切なものは、次の選択肢のうちのどれか。
  • 学習性無力感とは、ある課題に直面したときに、期待された結果を自分の知識や技能などによって得ることができるという自信や信念のことである。
  • ホーソン効果とは、注目され観察されているということが、成績や生産性の向上に影響することである。
  • 自己効力感とは、課題を回避しようとする行動をとってもその結果が得られない状態に長期間置かれると、無気力な状態に陥ってしまい、課題を回避しようとする努力すら行わなくなってしまう現象のことである。
  • アンダーマイニング効果とは、自発的な活動に対し褒めのような言語的報酬を与えると、内発的動機づけが高まることである。
  • エンハンシング効果とは、自発的な活動に対し外的報酬を与えると、内発的動機づけが低下することである。

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

動機付けに関する主要な用語の理解を問う問題です。

選択肢1. 学習性無力感とは、ある課題に直面したときに、期待された結果を自分の知識や技能などによって得ることができるという自信や信念のことである。

誤りです。
この選択肢の記述は、「自己効力感」に関するものです。
「自己効力感」は、目標を達成するための力を持っていることを信じることで、「自分ならできる」と考えてやる気を引き出すことができることを表しています。

選択肢2. ホーソン効果とは、注目され観察されているということが、成績や生産性の向上に影響することである。

正しいです。
生産性の向上のための実験をしたところ、環境の違いよりも対象に選ばれたこと自体が生産性に影響しており、「期待されると期待に応えようと行動して良い結果につながる」という傾向が発見されました。

選択肢3. 自己効力感とは、課題を回避しようとする行動をとってもその結果が得られない状態に長期間置かれると、無気力な状態に陥ってしまい、課題を回避しようとする努力すら行わなくなってしまう現象のことである。

誤りです。
この選択肢の記述は、「学習性無力感」に関するものです。
「学習性無力感」は、うまくいかない状態が長く続くと「何をやっても無駄だ」と感じてしまい、行動を起こさなくなる現象を表しています。

選択肢4. アンダーマイニング効果とは、自発的な活動に対し褒めのような言語的報酬を与えると、内発的動機づけが高まることである。

誤りです。
この選択肢の記述は、「エンハンシング効果」に関するものです。
「エンハンシング効果」は、特に結果までの過程を褒められると自信がつき、やる気が出るという現象を表しています。

選択肢5. エンハンシング効果とは、自発的な活動に対し外的報酬を与えると、内発的動機づけが低下することである。

誤りです。
この選択肢の記述は、「アンダーマイニング効果」に関するものです。
「アンダーマイニング効果」は、報酬があると「報酬を受けること」が目的になってしまい、内発的な意欲が失われてしまうことになる現象を表しています。

まとめ

それぞれの選択肢は、別の選択肢の説明と入れ替えると正しい説明文になっています。

この解説と合わせて、選択肢中の文章も利用して理解を深めましょう。

参考になった数9

02

学習心理学や教育心理学において「やる気」や「行動の変化」を説明する動機づけの理論に関する出題です。

選択肢1. 学習性無力感とは、ある課題に直面したときに、期待された結果を自分の知識や技能などによって得ることができるという自信や信念のことである。

誤りです。

これは自己効力感についての説明です。

バンデューラが提唱した「自分ならできる」という確信して思っている状態のことです。

 

選択肢2. ホーソン効果とは、注目され観察されているということが、成績や生産性の向上に影響することである。

正しいです。

人は他者から注目されたり、期待されたり、見守られたりしていることを意識すると、それだけでモチベーションが高まり、生産性や成績が向上する傾向があります。

これをホーソン効果と呼びます。

選択肢3. 自己効力感とは、課題を回避しようとする行動をとってもその結果が得られない状態に長期間置かれると、無気力な状態に陥ってしまい、課題を回避しようとする努力すら行わなくなってしまう現象のことである。

誤りです。

これは学習性無力感についての説明です。

セリグマンが提唱した、努力しても結果が変わらない環境に置かれ続けることで無気力になる現象のことです。

選択肢4. アンダーマイニング効果とは、自発的な活動に対し褒めのような言語的報酬を与えると、内発的動機づけが高まることである。

誤りです。

これはエンハンシング効果についての説明です。

褒め言葉などの精神的・言語的報酬によって、内発的動機づけがさらに高まる現象のことです。

選択肢5. エンハンシング効果とは、自発的な活動に対し外的報酬を与えると、内発的動機づけが低下することである。

誤りです。

これはアンダーマイニング効果についての説明です。

もともと楽しんでやっていた自発的な活動に対して、ご褒美などの物質的・外的な報酬を与えてしまうと、かえってやる気が低下する現象です。

まとめ

試験中に対になる効果をペアで覚えると意味だけでどちらの説明かを判断することができます。

また、英語の本来の意味をイメージすると、試験中に混乱するのを防ぐことができます。

(例)

アンダー(Under) = やる気が下がる効果。

エンハンス(Enhance) = やる気を高める効果。

参考になった数1