公立学校教員 過去問
令和7年度(R8年度採用)
問24 (共通問題 問24)

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問題

公立学校教員試験 令和7年度(R8年度採用) 問24(共通問題 問24) (訂正依頼・報告はこちら)

「東京都教育振興基本計画 東京都教育ビジョン(第5次)」(東京都教育委員会 令和6年3月)に関する記述として適切なものは、次の選択肢のうちのどれか。
  • 「グローバルに活躍する人材を育成する教育」において、「異なる言語や文化を乗り越え関係を構築する力、新しい価値を創造する力の育成」という方向性を示し、子供たちが運動やスポーツとの多様な関わり方を通して、健康で活力に満ちた生活をデザインすることができるようになることを目指し、「TOKYO ACTIVE PLAN for students」の推進をするとしている。
  • 「健やかな体を育て、健康で安全に生活する力を育む教育」において、「生涯を通じて、たくましく生きるために必要な体力を育む教育の推進」という方向性を示し、児童・生徒が英語を使用する楽しさや必要性を体感でき、英語学習の意欲向上のきっかけづくりとなる実践的な学習を行うため、「TOKYO GLOBAL GATEWAY」の活用を促進するとしている。
  • 「全ての児童・生徒に確かな学力を育む教育」において、「『主体的・対話的で深い学び』の実現に向けた授業改善の推進」という方向性を示し、「主体的・対話的で深い学び」を実現するための効果的な指導方法の開発に向け、「個別最適な学びと、協働的な学び」を踏まえた実践的な研究・研修を推進し、その成果を幅広く全都へ発信・普及するとしている。
  • 「豊かな心を育て、生命や人権を尊重する態度を育む教育」において、「他者への思いやりなど、豊かな心を一人ひとりの子供たちに育む教育の推進」という方向性を示し、データ活用・分析等による授業の改善に向け、各種データを可視化、分析する教育ダッシュボードを順次導入し、学習ログ等を活用したエビデンスベースの指導を展開するとしている。
  • 「Society5.0時代を切り拓くイノベーション人材を育成する教育」において、「デジタルトランスフォーメーション(DX)時代を生き抜く人材の育成」という方向性を示し、優れた授業実践を公開するとともに、「考え議論する道徳」の実現に向けた指導の在り方や工夫等について学ぶことができる「『特別の教科道徳』授業力向上セミナー」を実施することで、教員の授業力向上を図るとしている。

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この過去問の解説 (2件)

01

「東京都教育振興基本計画 東京都教育ビジョン(第5次)」より引用して解説していきます。

選択肢1. 「グローバルに活躍する人材を育成する教育」において、「異なる言語や文化を乗り越え関係を構築する力、新しい価値を創造する力の育成」という方向性を示し、子供たちが運動やスポーツとの多様な関わり方を通して、健康で活力に満ちた生活をデザインすることができるようになることを目指し、「TOKYO ACTIVE PLAN for students」の推進をするとしている。

誤りです。
前半は基本的な方針3の「グローバルに活躍する人材を育成する教育」において、「異なる言語や文化を乗り越え関係を構築する力、新しい価値を創造する力の育成」という方向性を示す、までは正しいです。
ですが、後半は基本的な方針6「健やかな体を育て、健康で安全に生活する力を育む教育」についての主な施策の一つなので誤りです。

選択肢2. 「健やかな体を育て、健康で安全に生活する力を育む教育」において、「生涯を通じて、たくましく生きるために必要な体力を育む教育の推進」という方向性を示し、児童・生徒が英語を使用する楽しさや必要性を体感でき、英語学習の意欲向上のきっかけづくりとなる実践的な学習を行うため、「TOKYO GLOBAL GATEWAY」の活用を促進するとしている。

誤りです。
前半は基本的な方針6の「健やかな体を育て、健康で安全に生活する力を育む教育」において、「生涯を通じて、たくましく生きるために必要な体力を育む教育の推進」という方向性を示しているので正しいです。
ですが、後半は基本的な方針3の「グローバルに活躍する人材を育成する教育」についての主な施策の一つなので誤りです。

選択肢3. 「全ての児童・生徒に確かな学力を育む教育」において、「『主体的・対話的で深い学び』の実現に向けた授業改善の推進」という方向性を示し、「主体的・対話的で深い学び」を実現するための効果的な指導方法の開発に向け、「個別最適な学びと、協働的な学び」を踏まえた実践的な研究・研修を推進し、その成果を幅広く全都へ発信・普及するとしている。

正しいです。
基本的な方針1「全ての児童・生徒に確かな学力を育む教育」に記述されている通りです。

選択肢4. 「豊かな心を育て、生命や人権を尊重する態度を育む教育」において、「他者への思いやりなど、豊かな心を一人ひとりの子供たちに育む教育の推進」という方向性を示し、データ活用・分析等による授業の改善に向け、各種データを可視化、分析する教育ダッシュボードを順次導入し、学習ログ等を活用したエビデンスベースの指導を展開するとしている。

誤りです。
前半は基本的な方針5の「豊かな心を育て、生命や人権を尊重する態度を育む教育」において、「他者への思いやりなど、豊かな心を一人ひとりの子供たちに育む教育の推進」という方向性を示しているので正しいです。
ですが、後半は基本的な方針2「Society5.0 時代を切り拓くイノベーション人材を育成する教育」についての主な施策の一つなので誤りです。

選択肢5. 「Society5.0時代を切り拓くイノベーション人材を育成する教育」において、「デジタルトランスフォーメーション(DX)時代を生き抜く人材の育成」という方向性を示し、優れた授業実践を公開するとともに、「考え議論する道徳」の実現に向けた指導の在り方や工夫等について学ぶことができる「『特別の教科道徳』授業力向上セミナー」を実施することで、教員の授業力向上を図るとしている。

誤りです。
前半は基本的な方針2の「Society5.0 時代を切り拓くイノベーション人材を育成する教育」において、「デジタルトランスフォーメーション(DX)時代を生き抜く人材の育成」という方向性を示しているので正しいです。
ですが、後半は基本的な方針5の「豊かな心を育て、生命や人権を尊重する態度を育む教育」についての主な施策の一つなので誤りです。

まとめ

この問題は、前半と後半の組み合わせが正しいものを選ぶものでした。
例えば「生命や人権を尊重する態度を育む」ために「データを活用・分析」が必要か?といった具合に、明らかに違和感を覚えるものから消去法で考えるのも良いでしょう。

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02

本問は、東京都の教育施策の最重要羅針盤である「東京都教育振興基本計画 東京都教育ビジョン(第5次)」からの出題です。

ビジョンに掲げられている5つの目指す教育(方向性)と、それを達成するための具体的な事業やツールについての組み合わせが問われています。

選択肢1. 「グローバルに活躍する人材を育成する教育」において、「異なる言語や文化を乗り越え関係を構築する力、新しい価値を創造する力の育成」という方向性を示し、子供たちが運動やスポーツとの多様な関わり方を通して、健康で活力に満ちた生活をデザインすることができるようになることを目指し、「TOKYO ACTIVE PLAN for students」の推進をするとしている。

誤りです。

方向性として「グローバルに活躍する人材」「異なる言語や文化」を挙げていますが、具体的施策が「運動やスポーツ」「TOKYO ACTIVE PLAN(総合的な子供の基礎体力向上方策)」になっています。

組み合わせとしては不適切です。

選択肢2. 「健やかな体を育て、健康で安全に生活する力を育む教育」において、「生涯を通じて、たくましく生きるために必要な体力を育む教育の推進」という方向性を示し、児童・生徒が英語を使用する楽しさや必要性を体感でき、英語学習の意欲向上のきっかけづくりとなる実践的な学習を行うため、「TOKYO GLOBAL GATEWAY」の活用を促進するとしている。

誤りです。

方向性は「健やかな体」「体力の育む教育」に対しての施策内容が、「英語を使用する楽しさ」「TOKYO GLOBAL GATEWAY(体験型英語学習施設)」になっています。

組み合わせとして不適切です。

選択肢3. 「全ての児童・生徒に確かな学力を育む教育」において、「『主体的・対話的で深い学び』の実現に向けた授業改善の推進」という方向性を示し、「主体的・対話的で深い学び」を実現するための効果的な指導方法の開発に向け、「個別最適な学びと、協働的な学び」を踏まえた実践的な研究・研修を推進し、その成果を幅広く全都へ発信・普及するとしている。

正しいです。

記述の通りです。

選択肢4. 「豊かな心を育て、生命や人権を尊重する態度を育む教育」において、「他者への思いやりなど、豊かな心を一人ひとりの子供たちに育む教育の推進」という方向性を示し、データ活用・分析等による授業の改善に向け、各種データを可視化、分析する教育ダッシュボードを順次導入し、学習ログ等を活用したエビデンスベースの指導を展開するとしている。

誤りです。

「思いやり」「豊かな心(道徳・人権など)」の育成に対して、「教育ダッシュボードの導入」「学習ログの活用(EdTech)」を施策として掲げています。

組み合わせとしては不適切です。

選択肢5. 「Society5.0時代を切り拓くイノベーション人材を育成する教育」において、「デジタルトランスフォーメーション(DX)時代を生き抜く人材の育成」という方向性を示し、優れた授業実践を公開するとともに、「考え議論する道徳」の実現に向けた指導の在り方や工夫等について学ぶことができる「『特別の教科道徳』授業力向上セミナー」を実施することで、教員の授業力向上を図るとしている。

誤りです。

「イノベーション人材」「DX時代を生き抜く」という最先端のデジタル教育の方向性を示しながら、「考え議論する道徳」「特別の教科 道徳のセミナー」を施策しています。

組み合わせとしては不適切です。

まとめ

正しい組み合わせは下記のとおりです。

 

①グローバルに活躍する人材を育成する教育

→TOKYO GLOBAL GATEWAY(TGG)、海外留学支援

 

②健やかな体を育て、健康で安全に生活する力を育む教育

→TOKYO ACTIVE PLAN for students、体力向上

 

③全ての児童・生徒に確かな学力を育む教育

→「個別最適な学びと協働的な学び」の推進、授業改善

 

④豊かな心を育て、生命や人権を尊重する態度を育む教育

→「考え議論する道徳」、心のバリアフリー、いじめ対策

 

⑤Society5.0時代を切り拓くイノベーション人材を育成する教育

→DX、教育ダッシュボード

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